littlebetter notes · #02
マーケットオーは、最初「健康食」だった
· 約4分
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韓国に「マーケットオー」というブランドがある。 いまは「リアルブラウニー」をはじめとするデザートで広く知られていて、コンビニにも並んでいる。
調べていて気づいたのが、最初は健康食ブランドとして立ち上がったということだった。いまのラインナップを見ると、ちょっと信じられない。ブランドの真ん中にあるストーリーが、当時と全く違う。
ブランドは、出してから直されていく
マーケットオーは特別な例じゃない。多くのブランドが、出した後で軌道を変えてきた。
スターバックスは最初コーヒー豆の卸売だった。Instagramは位置情報アプリの中の一機能だった。Slackは社内ゲーム会社のチャットツールから生まれた。
マーケットオー
健康食 → デザート
Starbucks
コーヒー豆卸 → カフェ
Instagram
位置情報アプリの一機能 → 写真SNS
Slack
社内ゲーム会社のチャット → 業務ツール
完成形のブランドを設計してから世に出した、というケースのほうが珍しい。たいていは、出したあと、市場の反応を見ながら直していく。
自分も、出してから問い直した
littlebetterというサイトを作りながら、似た感覚を持っている。
最初は「Revenue Operationsを、エンジニアの手で」というコピーで出した。エンジニアの自分にとって素直な言葉だったし、書いた瞬間は「これが正解」と思っていた。
出してみて、2つの問いが残った。
- 自分が顧客に本当に渡せる価値は何か
- 顧客はどんな言葉で自分にたどり着くのか
「Revenue Operations」という言葉は、自分の中では明確だったが、検索される側の言葉ではなかった。自分が手を動かして実際に渡せる価値も、その粒度では伝わらない。
それで、ヒーローを書き直した。
Before
Revenue Operationsを、エンジニアの手で
After
マーケの課題を、データとシステムで解く
机上では「渡せる価値」も「検索される言葉」も決まらない。
出して、見て、初めて手に取れる。
続けるから、合っていく
結局、ブランドは出してから市場と対話して直していくものなのだと思う。 littlebetterも、その途中にいる。
今週の正解は来週の修正対象になる、くらいの距離感で続けている。
足元から、難しい方へ。ちいさく、より良く。